今や2人に1人以上が所持しているスマートフォン。若者の普及率はその中でも特に高いですが、スマホユーザーが深刻な課題としていることに、バッテリーの問題があります。
最近では大容量の電池を搭載し、長時間使用できるスマートフォンも出てきましたが、それでもヘビーユーザーには物足りないのも現実です。今回は、そんな問題を解決する策の1つとして、近未来的な商品が開発されたので、ご紹介します。
バッテリーは経年と共に著しく劣化する
商品の説明をする前に、そもそも大容量のバッテリーでもどうして不満に思ってしまうのか、ということを考察していきたいと思います。最近では「連続待受可能時間○日」や連続通話可能時間が10時間近い、といったことを謳っている商品もあります。
常識的に考えて、相当無茶苦茶な使い方をしなければそれだけのバッテリー容量があれば1日は絶対にもつはずです。しかし、スマートフォンのバッテリーは使用するとともに劣化してしまいます。
キャリアの契約年数である2年を迎える頃には、バッテリーは相当劣化していることでしょう。また、従来のガラケーなどと比較すると、スマホでできることは非常に増えたので、動画や音楽、地図など、短時間でバッテリーに負荷をかける使用方法がされるようになった、というのも原因の一つと考えられています。
歩いて充電できるバッテリーシューズが登場
そんな悩めるバッテリー問題を解決する可能性のある商品が登場しました。それはなんと、歩くことでスマホを充電できる靴です。イタリアの靴底メーカーとアメリカの企業が共同開発した同商品は、早くも世界中で注目を集めています。
原理としては靴の底にコンバートシステムを搭載しており、歩行などの人の動きをエネルギーに変える、といったものです。自転車のタイヤの動きで発生する摩擦エネルギーでライトを点けることができますが、運動エネルギーは昔から発電に向いているのですね。
防水機能について
当然気になるのは、靴の密閉がしっかりと施されているかですよね。大雨の日などに靴底から浸水して壊れてしまっては意味がありません。ですがその点は安心で、コンバーターは完璧に密閉されており、埃や水に対して強い設計となっています。
また、温度も氷点下から、上は65度まで耐えられるようなので、人間が生活する環境下での使用はまず問題ないでしょう。Bluetoothにも対応しており、万歩計や温度計、バッテリー診断の機能など、外に出かけるのが楽しくなるような機能が沢山ついています。現状日本での商品化はまだ発表されていませんが、待ち遠しいですね。
ユニークな充電器
次に、既に日本の家電量販店やインターネットサイトから購入できるユニークな充電器をご紹介します。
・太陽光発電スマートフォンケース
太陽光の力でスマホを充電することのできるケースです。予備のバッテリーというのはよく見かけますが、スマホケースとして使用できるものは珍しいですね。モバイルバッテリーを持ち歩くと荷物になる、という人でもこのような商品であれば便利に使えそうです。
・手回しラジオ充電器
地震などの災害で防災に対する意識が高まっていますが、手回しハンドル充電器が付いているラジオも立派な充電器ですね。こういった商品にはラジオや充電機能だけではなく、懐中電灯やサイレンなどの便利な機能も備わっていることが多いので、常に持ち歩かなくとも家に一つあると安心ですね。
おわりに…
バッテリーを長持ちさせるためには、負荷をかけないよう意識することが大切です。例えば、充電しながらは使用しない。使っていないアプリのタスクはこまめに削除する。過充電を避ける。こういった細かいことから意識してみてください。